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2005/01/14

確かな足どりで21世紀を歩こう!!

私は戦争を知っている世代です、アメリカの勝れた機動力に裏打ちされた圧倒的な軍事力に対して竹槍とバケツ手渡しで対抗しようと真剣に訓練をしたことを記憶しています、最後は神風を期待したのです、対象を理解しないで手近に在るもので対応しようとする例えとして私の脳裏に焼き付いています。
なぜか現在の天文宇宙論を考えるとこのことを思い出します。

西洋の道化師ドンキーホーテに例えると光という槍を持ち重力という馬に跨り天空を見据えている像が瞼に浮かび上がってきます、現在では槍が銃に馬が四輪駆動車に変わったのでしょう、しかしドンキーホーテは攻めあぐねているように思えてなりません。
ニュートンが地上の物理現象を見事にかつ簡明に数式化しました、このことが西洋人の合理魂を刺激し麻薬中毒にしました、その結果全ての事象を数式化することに熱中するようになりました、そのおかげで応用科学の分野は目覚ましい発展を遂げました、工学の成果は生活環境を一新する利便性と快適性をもたらしました。
一方基礎科学の分野では工学ほどの成果を得ていません、かえって低迷か迷走の感があります、特に宇宙科学の迷走は特筆すべきです、現状では具体的な宇宙像は浮かび上がってきません、観測技術が飛躍的に進歩したにも関わらずその成果が生かされていません、かえって偏った議論が横行して混乱を来しているのが実情だと判断しています、膨張する宇宙を想像しろと言われても具体的な像は頭の中で描けません、ブラックホールもしかりです、これらは超仮想的であるはずですが頭の中の像はバラバラになってまとまりせん、それはおまえの理解が足らないからだと決めつけるのは独善的でありかつ教条的で在ると考えます、理論とは説明するものではなく万人を納得させるものであるはずです。
ニュートンは物体の落下現象から固体が発する引力の存在を知りました、自然現象には我々が求めている手懸かりを何処かに秘めていすのです、それを見いだすのが本来の科学であり哲学ではないでしょうか? それを西洋人は数式に求めすぎたと考えます、四千年以上続いた西洋文明とりわけ科学技術に行き詰まりを感じます、それは合理性の限界ともいえます、この状況を抜け出すには非合理の要素の注入が必要です、そろそろ我々東洋の思考様式の出番が来たと思いませんか? 話はそれますがジャズ音楽はアフリカの魂無しに考えられますか? 二十一世紀は西洋文化が異種文化を呑み込んで変容を遂げる世紀となるかもしれません。
話を宇宙科学に戻します、今は星を主体にして光と重力を手懸かりに宇宙を解明しようと皆さんの英知を結集して努力されているように見受けます、ここでいう光とは輻射エネルギーの総称で熱以上の高振動輻射エネルギーを指します、私の率直な感想はこれだけの手懸かりで宇宙が解けるの? と言うことです、これだけでは無理じゃないの! と言うのが率直な見解です、そして手懸かりはもっと在るはずだ今それを探そうという努力がされていないだけなんだとも考えています。
例えば宇宙において重力の発射体は星です、重力は星が静止している状態では3次元空間に点放射します、星が動いたり回転したりしたら重力の放射状態はどうなるのか全く調べられていません、しかも太陽系だけでも主星はもとより全ての惑星や衛星は回転しています、星は静止しているわけではありません、こんな状況で果たして今の重力理論が宇宙を探る手懸かりとなり得るでしょうか? 私には理解できません。
理解できないことは外にもあります、一般に星は光っていると言います正確には白熱して輝いていると言うべきなのです、その白熱した星や星団の熱の行方を追いかけている人を私は知りません、このことは熱は宇宙を探る手懸かりと認識していないことを意味しています、このこと一つをとっても現在の宇宙理論は科学をしていないと決めつけます、何故なら地表の自然現象の全てに熱的要素が内在していることを無視していると同じだからです、星や星団の熱の行方を追うことが宇宙科学の本道だと確信します。
次は空間の認識についてです、晴れた月のない夜空を見上げると天空にあまたの星が輝き宇宙を実感出来ます、私は終戦直後にこんな経験をしました、夜空は満天の星が黄色に輝き天の川が淡く白い曲がりくねった帯で天上を横切っていました、天に向かって両手を大きく広げてもとっても抱え切れませんでした、宇宙はこのように広い空間だと感じました。
私は空間は宇宙の別称だと考えています、星や星団は空間(気団)の核の役割を果たしているのだと考えます、適切な例えとは言えませんがリンゴに例えてみますリンゴは果肉の多い果物ですその芯には種が沢山付きます、一般にリンゴというと厚い果肉を指し食用にし種は捨てられます、このことと宇宙は一緒に出来ませんがあえて比べると星は種に空間は果肉と言うことになります、ところで現在の風潮は美味しい果肉を捨て種をしゃぶっているようにみえます、何を根拠にそんなことを言うのかとお怒りをかうことになりますのでそれを示します。
天文とは星を観察することから始まった学問です、ですから星を特定して位置を確認するという作業が主体になります、次第に宇宙の詳細が明らかになってくると星だけの興味から空間にも関心が向けられてきたと言う経緯があります、そして生まれたのが時空という概念です、この考え方には空間は位置あるいは距離的な概念以外のものは含みません、また膨張論によるゴム紐理論によると空間は真空であるとされます、何れにしても空間は単に三次元的な拡がりとしか認識していません、宇宙を科学する際にこの空間認識では実態に迫れないと言うのが私の持論です。
宇宙空間は全くの解放空間です、ですから僅かな気体が存在するとすれば気体は際限なく膨張することになります、そして益々温度は下がり密度が下がります、ついには臨界温度に達します、すると気体は凝集して領域を喪失します、この状態を前に水蒸気風船で表現しました、納得されませんか? この状態を阻止する仕組みが宇宙に隠されていると考えました。
空間に僅かでも気体が実在すれば星間距離が確保できます、真空では星々は距離をとることは出来ません、しかも星々の熱の行き場がなくなります、経験的に星々の熱は宇宙空間で消費されるだろうと予想されることです、以上の観点から私は宇宙空間の再認識を求めているわけです。
また宇宙空間はなぜこんなにも広いのかと言う問いにも答えを用意しなければなりません、そのためにも空間維持の仕組みを見出さなければなりません、
次は光に関する問題です、始めに断っておきますが光が宇宙の情報を全て我々に伝えるわけではありません、発熱点のみから情報に限られます、例え受光した情報を分析したとしても限界があると言うことを銘記すべきです、私は銀河系が高速で移動したり衝突することは有り得ないと言う立場に立っています、何故なら恒星を含めて銀河系は周りに巨大な空域を持っています、銀河質量との空域比は大気質量とほぼ同じと考えて差し支えない値になります、こんな大きく軟らかな気団を高速で移動させる方法が有ったら教えてください。
静かな水面に拡がる波紋を観察すると中心付近では波の幅が狭くたっているように見えます波紋が拡がって波紋が消えそうな状態では波の幅は広くなり波はなだらかになります、振動エネルギーは遠くに行くほど内容が変化する傾向があると考えられます、飛行機に乗って上空から眼下の遠い町の灯りが赤く見えることは有りませんか? これは気中の水蒸気の影響もありますが、飛行機が下がって近くで見る町の灯りは意外と黄色だったり白かったりします、遠くの焚き火は暗い闇に赤が溶け込んでいきます、これが私のハッブルの観測成果に対する解釈です。
次は全く見方を変えて三次元の宇宙空間を管理すると言う観点から考えて見ます、管理すると言うことは勢力が行き渡ると言うことと同じです、具体的には星の重力の分布に関する問題です、星が静止した状態では重力はごく狭い範囲にしか届きません、このことはニュートンが証明しています、そこで重力の動的な分布の必然性が理解されなければなりません、現実に太陽系内の主星、惑星、それらの衛星等は全て回転しています、太陽系は特殊な恒星系とは考えられません、ですから星は大きくなるに連れて回転するようにななるのです、星が回転してやっと安定した星として独立したことになります、その理由は大きな隕石等の固形物体が衝突しても大幅に位置を変位させられなくなるためです。
星が回転すると重力は放射方向に直交の向きの力を受け直交変換し重力渦に変成されます、この重力渦は三次元空間に円盤状に二次元的な拡がりをします、そして回転する単一の星(恒星)は円盤状の空域を占有し支配します、ですから星が複数寄り集まっただけでは平面的に連結するため三次元空間を支配することは出来ません、熱の伝達も出来ません。
三次元に勢力を広げるためには星の重力渦で平盤な星団を編成して重力渦の勢力を強めて範囲を広げ宇宙大気を引き寄せます、そして宇宙大気渦流を起こしそれに星の熱を伝えて三次元の循環気流とすればこれで渦巻き銀河系が形成されたことになります、この様にすれば宇宙空間を三次元的に領域化することが出来ます、銀河系は回転する星々の重力と宇宙大気が熱を介して有機的に組み合わさって構成されます、銀河系を形成するまでの力学的な要素は重力の連鎖渦構造と宇宙大気の循環渦流と言うことになります。
ところで宇宙の渦構造を見出すことが出来なかった二十世紀は迷走の世紀だったと考えます、二十一世紀は混迷から抜け出して記念される世紀にしなければなりません、そのためには特に若い人の奮起を期待します、すでに二十世紀は君たちの後ろに過ぎ去って足下はまさに二十一世紀です、過去に対する拘りが少ない君たちに新しい道を切り開く創意を託します、確かな足取りで二十一世紀を歩んでください、声援します!
私のここでの一連の記事は二十世紀からの差し出物としてして是非にもお受け取り下さい必ずやお役に立つと確信します、僭越ながらながら敢えて言います、多様な視点を持ち鋭い分析力を培い物事の本質を見抜く推察力は学校だけでは身に付きません、現状を肯定するだけではなく矛盾を探し出す能力と訓練が肝要です、これらは個人の不断の努力に掛かっています。そうすれば真実に対する信念が芽生えてきます。

蛇足ですが外来語を使わずに文章を書くと言うことが大変難しくなりました、老婆心ながら。

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コメント

トラックバックを頂き、ありがとうございました。僕も将来、宇宙物理学の研究に携わるであろう若者の一人として、たとえ時に千鳥足になろうとも常に本筋を見失うことなく前進していければと思っています。
難解な概念を要点を端折ることなく平易な言葉で言い表すことがどれだけ大変なことなのか、それを思うとこのブログの社会的価値、管理人の労力と教養の高さが伺われます。
インターネットに散在する相対性理論への無理やりとも揚げ足取りとも取れる否定的な見解を見るに付け、何とも言えぬ不快感を感じ、学問系サイトからは極力距離を置いていました。
これからもこのブログを通じて様々な情報を得つつ、学業だけでなく自分で考える力を養っていきたいと思います。

投稿: Masa | 2005/02/12 11:11

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