それでも星は動いている
今でも終戦直後の澄んだ夏の星空が鮮やかに脳裏に焼き付いています、
黄金色の帯が天上を横切り星々がその周りから天空の隅に向かって敷きつ
められ 輝きに溢れた星空は地上を明るく照らしました、
月夜と違った明るさでした 天空を寝そべって仰ぐとその規模に圧倒されました、
星は不動で光り輝いています その中に光のスジが走ります。
今ではこんな星空は望むべくもありません、
星空を眺めていると星は静止しているようにみえます、それは星が遙か
遠くに存在するからです、何百光年も離れた星は回転したり移動しても
認識するのは困難です、このことが宇宙は静的な状態にあってこの状態は
星の単純な静的な引力が結びつけているという暗黙の了解を招きました。
そこで視点を太陽系に戻しますと星は静止していません、中心星である
太陽は回転しています その周りを複数の惑星や無数の小物体が周回
しています、惑星の一つである地球も昼夜があることで分かるようにように
回転しています 他の惑星も同様ですおしなべて大きな星は自転しています
近くの星や小物体は全て動いています、そして太陽系は天の川銀河の星の
渦の中で周りの星と一緒になって流され銀河の中心に向かって渦巻いてい
ます、ですから太陽系の近くの星は一体になって移動しますから地球からの
観測では静止したように見えます、何百光年も離れた星や星団は変位した
としても観測で確認するのは時間の経過が必要です。
これらのことが星空は静寂で不動な落ち着きと安定感を醸し出しています、
それは広さが動的な宇宙の活動を包み込んでしまうからです、
星空は活動を内包して輝き続けます。
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